婚活中の女性の中には、結婚したら専業主婦になりたいと考えている人も少なくありません。
「子育てに専念したいから」「働きたくないから」等、理由はさまざま。
しかし実際は、男性でも安定して収入を得ることが難しい世の中になりつつあり、結婚して専業主婦になる事は簡単ではないのです。
こちらの記事では、専業主婦になるためには相手の収入がどれくらい必要なのか、専業主婦になることのメリット・デメリット等も詳しくまとめました。
また、専業主婦になりたい女性におすすめの婚活方法も紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね。
専業主婦とは?
専業主婦とは、就業せずに家事に専念する既婚女性のこと。
働いていないので収入はありませんが、自分のペースで家事をこなしたり、育児に専念する時間が取れます。
専業主婦は働かずに、家でのんびり過ごせるというイメージを持つ人が多いですが、実際はその逆。
特に子供が小さいうちは、育児の合間に家事をこなす日々なのでかなりハードな上、いくら働いても無償なのです。
また、夫の収入任せになるので、金銭面の自由もない人がほとんどでしょう。
専業主婦の割合ってどのくらい?
参照: 内閣府男女共同参画局
平成28年度の共働き率は約63.0%で、1129万世帯に上っています。
つまり、約37.0%の女性が専業主婦だということがわかりますね。
また、上記の表を見てもわかるように、年々専業主婦率が下がってきています。
家計の収入を増やすため、女性が働きやすい社会になった事等も、共働き世帯増加の理由だと言えるでしょう。
専業主婦になりたい理由とは?
結婚して専業主婦になりたいと考えている女性は、約3割いることがわかっています。
では、どうして女性は専業主婦になることを希望するのでしょうか。
その理由について、詳しく見ていくことにします。
働きたくない
男性からすると、「え?」と思うかもしれませんが、専業主婦になりたいという女性の多くは、ただ単に「働きたくないから」という理由なのです。
専業主婦だって、家事や育児等の仕事はありますが、やはり外で働かなくていいという事が魅力的なのでしょう。
外で働いていると、人間関係に悩んだり、ストレスを抱えている女性も多いです。
そんな毎日を送っていると、働かずに専業主婦でのんびり暮らしたいと考えてしまうのですね。
子供との時間を大切にしたい
子供が小さいうちは、できるだけ子供と一緒に過ごしたいと考えている女性も多いです。
仕事をしていると、一緒に過ごす時間が少なくなり、子供の成長を見逃してしまうのが寂しいと感じてしまうのでしょう。
そういった女性は、仕事を辞めて専業主婦になり、子供と一緒に過ごす時間を作りたいと考えるのです。
家事と仕事の両立ができない
働きたくないのではなく、家事と仕事を両立することに自信がないので、専業主婦になりたい女性も少なくありません。
仕事をしながら、家事や育児をこなすのは大変なことであり、そういった状況を理解してくれない職場もまだ多く存在しています。
また、育児のサポートが不十分な事が多いため、家事や育児に専念したいという女性が増えているのでしょう。
家事が好きで専業主婦に向いている
元々料理をしたり、掃除や洗濯をする事が好きで、ストレスに感じない女性は、自分は専業主婦に向いていると考えます。
また、「温かい家庭を築き、専業主婦になるのが夢だった」なんて憧れを抱いている人も。
仕事しているよりも、家事をしている方が自分に合っているので、専業主婦になることを望むのでしょう。
この他にも、夫婦の時間を作りたい、社会保険の負担が減る、精神的な余裕が欲しい等の理由があげられます。
婚活で家事手伝いの女性は不利!?家事手伝いでも結婚できる方法専業主婦のメリット・デメリット
では実際に、専業主婦になることのメリット・デメリットについて見ていくことにしましょう。
- 経済的に余裕が持てない場合もある
- 掃除、料理、洗濯などの家事をしていても、報酬がない
- 節約しなければならない場面が出てくる
- 収入が夫だけになるため、万が一の時に不安
- 自分の自由になるお小遣いがない
- 社会に貢献できない寂しさがある
- 貯蓄がスムーズにできない
- 毎日家にひとりきりで、社会との接点がない
- 子育てで孤独になりやすい
- 家事に余裕がもてる
- 保育所、託児所などの悩みがない
- 扶養扱いとなる
- 仕事のストレスがない
- 趣味などの時間がもてる
- 子供とのコミュニケーションの時間が増える
- 税制の優遇が受けられる
- 子供が小さいうちは成長過程を間近で見られる
- 子供の病気にはすぐに対応できる
- 家族の介護にも対応しやすい
専業主婦になるにはどんな相手が理想?
どんな男性と結婚しても、専業主婦になれるわけではありません。
専業主婦になるには、結婚相手の男性に次のような条件が必要になってきます。
やはり1番は、安定した収入の男性と結婚すること。
ですが、それだけでは専業主婦になることは難しいと言えるでしょう。
そこで、専業主婦になるためには、どのような条件の男性と結婚すればよいのか、年収面や職業等について解説していきます。
男性の年収は600万円以上
専業主婦になるのであれば、夫の収入が高くなければ無理です。
一般的には、年収600万円程度なら夫婦+子供1人が生活できるボーダーライン。
これはあくまでも目安なので、もっと年収が低くても家計のやりくりや節約で生活することはもちろん可能ですが、普通に生活すると考えると苦しいでしょう。
専業主婦とは、共働きをしなくても余裕のある家庭でないと成立しないので、年々共働きの夫婦が増えているのです。
ハイステイタス男性と結婚したい!独身の理由と婚活で出会う方法公務員や社会的地位のある男性
国家公務員である自衛官の妻は、収入や福利厚生面の安定が保証されているので、専業主婦のイメージが強いです。
また、自衛官は何ヶ月も不在で出張があるため、子供の小さい間は必然的に専業主婦になる事が多いでしょう。
その他にも、会社を経営している、弁護士や税理士等の士業をしている男性と結婚すると、専業主婦になる可能性が高いです。
そういった男性は、女性に対して家庭にいる事を望む人が多い傾向にあるでしょう。
専業主婦になることを望む男性
専業主婦になることを求めているのは、女性だけに限りません。
特に幼い頃、共働きの家庭に育って寂しい思いをした経験のある男性は、子供に寂しい思いをさせたくないと、妻には専業主婦でいて欲しいと願う人もいるはず。
また次のような理由で、結婚相手に専業主婦になる事を望んでいる男性もいるので、そういった男性を見つけて結婚することも1つの方法です。
- 働かないので妻のストレスが少ない
- 共働きは浮気率が高いので不安
- 家事を全て任せられる
- 時間のすれ違いが生じにくい
- 夫婦喧嘩が起こりにくい
専業主婦になりたい女性におすすめの婚活方法
では、実際に専業主婦になりたい女性は、どのような婚活を行えば良いのでしょうか。
ここでは、専業主婦になれる婚活方法をいくつか紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
婚活サイトやマッチングアプリ
結婚相談所や婚活パーティーに、なかなか足を運べないという人におすすめなのが、婚活サイトやマッチングアプリ。
その中でも、「コミュニティ機能」があるアプリを使うと、専業主婦希望の男性と出会える可能性が高くなります。
ペアーズ
▼ ペアーズの口コミや詳細
ペアーズ(pairs)は婚活におすすめのアプリ?口コミ評判や特徴を解説
ペアーズには、コミュティ機能があり、「専業主婦」と検索するだけで多くのコミュニティがヒットします。
「専業主婦になりたいなって欲しい」「子供が出来たら専業主婦希望です」等といったコミュニティに登録しているだけでOK。
結婚したら専業主婦になって欲しいと願う男性からのアプローチが期待できるでしょう。
婚活パーティーや街コン
婚活パーティーでは、専業主婦になりたい女性にぴったりの企画が多く開催されています。
中には、公務員や高収入の男性に絞ったイベントもあるので、そういった場でハイスペックな男性との出会いを掴むのも1つの方法。
その中から、いくつかおすすめの婚活パーティーを紹介していきますね。
街コンジャパン
▼ 街コンジャパンの口コミや詳細
街コンジャパンなら出会い方が選べる!評判や感想を口コミでチェック!
街コンジャパンでは、「公務員男子と出会えるイベント」を企画しています。
公務員の奥さんが専業主婦率が高い傾向にあるのは、給料が安定しているのと、福利厚生がしっかりしているからだと言えるでしょう。
他にも、警察官や消防士、自衛官の男性と出会えるイベントもあるので、専業主婦になりたい女性は街コンジャパンでの婚活をおすすめします。
エクシオ
▼ エクシオの口コミや詳細
エクシオ(EXEO)の婚活パーティーはおすすめ?口コミや評判から検証!
エクシオでは、「専業主婦になりたい女性が集まるお見合いパーティー」を開催しています。
男性も、結婚相手には専業主婦になって欲しいと望む人だけが集まっているパーティーなので、専業主婦になりたい女性にとっては嬉しい企画です。
エクシオのパーティーは、全国47都道府県で開催されているのも魅力的。
プレミアムステイタス
▼ プレミアムステイタスの口コミや詳細
プレミアムステイタスパーティーの全貌調査!口コミ感想や評判は?
年収や職種により、高年収の男性をターゲットにした婚活パーティーを開催。
高収入な男性と結婚すると、専業主婦になれる確率が高くなるため、参加してみる価値は十分あります。
経営者や弁護士、医者、公認会計士等の職種別に男性を募るケースが多いですよ。
結婚相談所
専業主婦になるために、一定以上収入のある男性に出会うには、結婚相談所での婚活をおすすめします。
結婚相談所を利用する男性の多くは、入会費等を支払えるだけの財力があるため、平均年収の高い人が多い傾向。
また、結婚相談所の大半は収入証明の提出も義務付けられていますので、高収入の男性との出会いが期待できるでしょう。
どこの結婚相談所を選んで良いのかわからない人も多いと思いますが、そういった人にはズバット結婚サービス比較を利用してください。
住んでいる地域や年齢によって、おすすめの結婚相談所を選別し、一括で資料請求も可能です。
ズバット結婚サービス比較の口コミは?一括資料請求の流れと注意点専業主婦になるには必要なスキルってあるの?
専業主婦には向いている人、向いていない人がいます。
結婚して専業主婦になりたいと思っていても、実際になってみたら向いていなかったという人も少なくありません。
専業主婦になるには、次のようなスキルを持っていたり、特徴のある人だと言えます。
- 料理や掃除、洗濯等の家事が好き(得意)
- 家計の管理、節約ができる
- 自分で時間の管理ができる
- 1人で過ごす時間が好き
逆に向いていない人は、上記の向いている人の特徴に当てはまらない人だと考えて良いでしょう。
また、夫の稼いだお金を遣う事に対して、負い目や罪悪感を感じる人は専業主婦には向いていません。
専業主婦になるリスクの高さは?
結婚して、働かずに専業主婦になることで、リスクを伴うことは理解しておきましょう。
先程、デメリットでもいくつか紹介しましたが、その中でも次の事柄は大きなリスクになるので覚悟しておく方が良いです。
いざという時に大変!
夫が病気になって働けなくなったり、給料減やリストラされた場合、かなり家計は厳しい状況になるでしょう。
専業主婦だった女性がいきなり働いても、夫と同程度の給料を稼ぐ事は無理です。
その分、生活レベルを下げるなりしなければいけません。
また、離婚することになった場合、再就職しようにも、ほとんどの会社では家事をキャリアとして見てくれないので、希望する職に就くことが難しいのです。
専業主婦に憧れる人は多いですが、いざという時のリスクをしっかりと考えておく方が良いでしょう。
低年収でも婚活にチャレンジ!諦めない気持ちと強みを最大限にいかそう!結婚前に押さえておきたいポイント
専業主婦になりたいから結婚したのに、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、次のポイントを押さえておきましょう。
専業主婦になりたいと意思を伝えておく
結婚前のパートナーに、必ず専業主婦になりたいという意思を伝えておく事を忘れずに。
なぜ専業主婦になりたいのか、理由を聞かれると思いますが、「ただ働きたくないから」等とマイナスな発言はやめましょう。
そんな理由で働きたくないの?とパートナーは、あなたに不信感を抱いてしまいます。
「子供ができた時に、子供との時間をゆっくり持ちたい」「家で働く夫のサポートをしっかりしたい」という感じで、プラスの理由を伝えてくださいね。
家事のスキルを上げておく
専業主婦なのに、家事の事を一切やらないでは、夫に愛想を尽かされてしまいますよ。
仕事から疲れて帰ってきて、栄養バランスの取れた温かいごはんが食卓に並んでいるだけで、男性はほっとできるのです。
また、料理や掃除のスキルを上げておくと、婚活市場での価値もかなり高くなるでしょう。
家事のスキルを上げておけば、節約生活等にも役立つので、専業主婦になっても苦労することなく夫の収入だけでやりくりできるはずです。
いつでも仕事を再開できる環境を持っておく
憧れの専業主婦になっても、急に働かないといけない状況に陥る可能性も高いです。
そういった時に、すぐに仕事に就けるように環境を整えておく方が良いでしょう。
ずっと専業主婦だったから、手に職もなく、希望通りの仕事が見つからないという人も少なくありません。
また、外で働く事が厳しいという人は、在宅ワークで仕事をするという方法もあるので、柔軟な対応力を持っておくと良いでしょう。
まとめ
結婚したら専業主婦になりたいと憧れている女性は多いですが、メリットだけではなく、多くのリスクを抱えている事も理解しておきましょう。
また、専業主婦になるには、男性の収入や理解してくれるかどうか等も関係してくるので、簡単な事ではありません。
どうしても専業主婦になりたい女性は、専業主婦になる事を望む男性、収入の高い男性と出会える婚活方法を選ぶことが大切です。
夫が安心できるように、家事のスキルを上げたり、節税対策や家計の管理等もしっかりできるようにしておくと良いですよ。