昔はお見合い結婚が主流でしたが、現代では恋愛結婚が主流になりつつありますね。
お見合いと言えば、「古くさい」「周りから用意された縁談」というイメージがあります。
ですから、現代人にとってなかなか馴染みにくい出会い方かもしれません。
ですが、お見合い結婚をした男女は、恋愛結婚をした男女に比べて、離婚率が低く結婚後もしあわせになる確率が高いのです。
なかなか良い恋愛や結婚ができなくて困っている方はぜひ、お見合い結婚という出会いに目を向けて見てくださいね。
こちらの記事では、お見合い結婚によるメリット、デメリットを交えながらお見合い結婚を成功させるためのポイントもご紹介します。
また、お見合い結婚にはどのような人が向いているのかもご紹介いたします。
お見合い結婚と恋愛結婚の割合比較
1930年代頃は、お見合い結婚が約69%、恋愛結婚が13%程度でした。
そこから1960年代頃にお見合い結婚と恋愛結婚の比率が逆転して、お見合い結婚の比率は年々下がっています。
恋愛結婚が主流になった現代では、お見合い結婚の比率はとても低くなり、約5%のカップルが今もお見合い結婚で幸せになっている現状です。
お見合い結婚と言えば、近所や親戚の人が良いお相手を勧めてくれるというやり方が思い浮かびますね。
最近は、結婚相談所でもお見合いというスタイルで段取りを立ててくれるケースもあるでしょう。
お見合い結婚のメリット・デメリット
お見合い結婚をした人は離婚率が低く、結婚生活も上手くいく傾向にありますが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
恋愛結婚と比較しながら見ていきましょう。
お見合い結婚のメリット
予め年収などを把握できる
世話人を介して年収や職種などを把握できます。
普通なら会ったばかりの相手に年収などを聞くのは失礼だと考えてなかなか聞けないものです。
お見合いの場合、「結婚は年収を知るのは当たり前」という考え方なので予め年収を知った上で初対面となるわけです。
婚活で年収の嘘を見抜く方法は?嘘の心配のない出会い方も紹介事前に希望を聞いてもらえる
会う前から「両親との同居を希望しない」と言う事や、「転勤のある人とは結婚できない」などの希望を仲介者に伝えておくことができます
事前に希望を伝えておけば、その条件に合う人と出会えるので、恋愛中や結婚後にトラブルになりにくいです。
親と同居が条件の婚活は厳しい?親と同居するメリット・デメリット断りも仲介者を介せばスムーズ
お見合いは、必ず仲人という役割を担う第三者がいます。
結婚相談所の場合、コンシェルジュと言うスタッフが仲介者となります。
お見合いをして、断りたい時なども仲人を介せばスムーズでしょう。
断るという行動は勇気がいるものです。
そうした余計なストレスを感じる事がないのです。
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お見合いの段取りに時間や労力がかかる
お見合いをするとなれば、日時、会場、仲介者の都合などを合わせなければならないでしょう。
また、親が介入する場合もあるため、それだけ面倒な段取りで時間や労力がかかります。
交際期間の絆が出来上がっていないため、結婚後のハプニングに対処しにくい
お見合いから結婚までの期間は短いため、どうしても、2人の絆が出来上がっていないまま結婚生活を迎える事が殆どです。
結婚後になんらかのハプニングが生じても、2人の絆が浅いため、2人の愛で貫くというのが難しいでしょう。
お見合い結婚に向いているタイプ
お見合い結婚向きの人は次のような人です。
1つでも当てはまれば、お見合い結婚を前向きに検討してみましょう。
恋愛で苦い経験がある
「今までしてきた恋愛はいつも波乱万丈で、結婚するまでに至らなかった」と言う人もいるでしょう。
結婚を意識しても親に反対されたり、お互いに意見の食い違いで衝突し合ったりするため恋愛が苦手になっている人もいるのです。
そうした人は親からの反対にもあいにくく、相手の素性がしっかり把握できるお見合いが良いでしょう。
周りにお見合い結婚でしあわせな人がいる
自分の親や兄弟、姉妹、友人などにお見合い結婚でしあわせに暮らしている人がいればそれは、まさしくお見合い結婚の成功例ですね。
「こんな夫婦になりたいな」
「こんな家族を築き上げたい」
など身近な目標ができるのでお見合い結婚に前向きになりやすいです。
確実に結婚したいパートナーに出会える
恋愛結婚の場合「長い年月をかけながら相手を見定めて結婚したい」と思う人もいます。
ですが、結婚適齢期を過ぎた人や早く結婚をしたいと思っている人にとっては、こうした交際期間は、かなり長く感じてしまいます。
その間に別れてしまう確率さえもあるのですから。
お見合い結婚の場合ならば、相手も早めの結婚を望んでいるため、目的が一致します。
出会いから結婚までスムーズな流れで進行させる事ができるでしょう。
1年以内に結婚する方法!1年以内に結婚したい人の心得と婚活法自分からアプローチは苦手
人によって、恋愛に積極的な人もいれば、消極的な人もいます。
好きになっても自分からデートに誘えず、告白することもできずになかなか進展できない人は、初めからお見合いをすると良いですね。
恋愛経験が少ない
恋愛経験が少ないと、どんな事も信じてしまって結婚詐欺に会いやすかったり、異性の見極めが難しかったりします。
それなら、初めから身の上がしっかりしている異性とお見合いした方が幸せをつかめるでしょう。
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恋愛結婚の場合、相手を見つけるのも自分です。
自分にとっては良い相手だったとしても「いざ親に紹介したら反対されてしまった」と言うケースもあります。
ただの恋愛ならば何としてでも反対された彼とお付き合いを貫くのに、結婚となると話は違って、親の意見にも賛同しなければならない場合があるでしょう。
結婚とは家同士の問題でもあるので、やはり親抜きで考えられるわけではありません。
お見合い結婚の場合、初めから親が相手の素性を知っているケースが殆どです。
認められやすいため、難なく結婚まで進展しやすいのです。
ほとんどの人が、誰からの反対も受けずに祝福されて結婚したいと思っているはずです。
こうした周りの理解を受けやすいのが、お見合い結婚なのです。
家柄や家庭環境などの育ちが違うカップルの結婚は難しい!?結婚までの道のりにお金や時間をかけたくない
「恋愛結婚のように何度もデートを重ねたり、イベントがある日はプレゼントを用意したりする面倒なスタンスはとりたくない」と思っている人はお見合い結婚向きです。
お見合い結婚ならば、数回のデートを重ねるだけですぐに結婚という流れになりますし、恋人同士がプレゼントをやり取りするまでの深い関係にはならないため、こうした事にお金を費やす必要はありません。
お見合い結婚は離婚率も低い
国内の夫婦のうち、3組に1組は離婚してしまうという現状に驚かれる方も多いでしょう。
ですが、この離婚率を上げているのは意外にも愛を育んできたはずの恋愛結婚のカップルです。
お見合い結婚をしたカップルはそれよりも離婚率はるかに下回ります。
恋愛結婚より結婚相談所で出会ったカップルの方が離婚率が低い理由!お見合い結婚が幸福になりやすい理由
お見合い結婚は幸福になりやすく、結婚後も大きなトラブルや喧嘩が少ないです。
2人の間にトラブルがなくスムーズに結婚生活が送れる事は幸福と言えるでしょう。
では、なぜお見合い結婚が幸福になりやすいのかを解説します。
結婚してから恋愛がスタートするようなものだから
お見合い結婚は、結婚してから恋愛がスタートする感覚なので、新鮮に感じるでしょう。
恋愛結婚の場合は、結婚するまでにたくさん2人の思い出を作り上げますね。
お互いの隅から隅まで知っていると言うカップルもいるくらいです。
ですから、結婚する頃にはマンネリ化してしまっていて、新鮮さに欠けてしまっている場合もあるでしょう。
その点、お見合い結婚は結婚してからお互いのあらゆる点が分かってくるので、まるで付き合って間もない新鮮なカップルのような感覚で結婚生活が送れるのです。
家族同士も分かり合えているため周りからの理解が得やすい
お見合い結婚はお互いの家族も承認済みですね。
ですから、結婚してからも親戚同士仲良く集まることもあるでしょう。
また、親公認だと、結婚式の費用を負担してくれたり 、なにかと力を貸してくれたりするシーンが多くなるため、心強い面もあります。
さらには子供が産まれたら、快くお世話をしてくれるなど、協力を得られる事が最大のメリットでしょう。
中には、お見合いさせる前から親同士が知り合いと言うパターンもあるので、家族ぐるみで幸せを掴む事ができるのです。
親が行う代理婚活って?結婚相談所で開催される代理お見合いの実態経済的に安定している人と結婚するので安定した生活ができる
お見合い結婚は、初めから相手の年収や職業に対して理解を得ているので、結婚してからも経済的な面で悩む事はないでしょう。
恋愛結婚にありがちなのが、「愛さえあればお金なんて関係ないわ…」という考え方ですよね。
たしかにお金よりも人間として見てくれている点ではとても素晴らしい事です。
ですが、そのような考え方で結婚してしまうと、経済力のなさに自分も子も路頭に迷う事になるでしょう。
そうした経済力のなさに愛想をつかしてしまい、離婚に至るケースもあるのです。
お見合い結婚であれば、そういったことに悩まされる心配はありません。
お見合い結婚を成功させるためのポイント!
お見合い結婚でステキなパートナーを見つけようと決めたら、次のような流れでお見合いに挑みましょう。
お見合い結婚は通常の恋愛結婚と比較すると、お互いを深く知る場面が不足してしまいがちです。
ですから、短期間で相手を見極める事が大切なのです。
お見合いをする前準備
お見合いのキーポイントとなるのは、第三者の仲人です。
信頼のおける仲介人を選ぶ必要があります。
例えば信頼できる近所の方や親戚の方ですね。
また、結婚相談所を介したお見合いならば、コンシェルジュと呼ばれる結婚のプロが在中していますので、相性の良いコンシェルジュを仲介者として選んでください。
この場合、ほとんどの結婚相談所がコンシェルジュに対してしっかりとした教育を行っていますから、まずは評判の良い結婚相談所を選べば間違いありません。
また、お見合い場所も仲介人を介してお互いが落ちつける会場をセレクトしましょう。
この時、自分のことばかりを優先するのではなく、お相手のことを優先させる心づもりが大切です。
お見合い中の言動
お見合いは第一印象がとても大切です。
服装、言葉遣い、立ち居振る舞いすべてにおいて気を抜かずに挑みましょう。
ですが、あまり緊張しすぎて自分を出せないのもよくありません。
程よくリラックスした状態で望んでください。
服装編
昔のお見合いの装いと言えば着物などが主流でした。
着物などの和装は着慣れていないと振る舞い方で失敗をしてしまいます。
ですからあまり着慣れない着物を着る必要はありません。
最近のお見合いは女性ならばワンピースなどの清楚な服装。
男性ならばスーツ姿が適しているでしょう。
また、ヘアスタイルも黒髪で綺麗に切りそろえられた清潔感のあるものにしてくださいね。
お相手は意外と爪の先までしっかり見ていますので、爪のお手入れまで気を配ってください。
言葉遣い編
お相手が同じくらいの年齢でも、必ず最初は敬語を使ってください。
敬語からタメ口になるのは3回目のデートから徐々に移行する感じです。
もう、立派な成人男女ですから、言葉遣いは場をわきまえて失礼のないようにしてください。
婚活でタメ口はNG?敬語からタメ口へ切り替えるタイミングとポイント行動編
相手の話にはしっかり相槌を打ちながら共感性を持たせて会話しましょう。
もし、沈黙が続いたとしても、「すいません、緊張してしまって」と一言伝えるだけで、相手は理解してくれるでしょう。
また、2人の間では思いやりのあるやり取りが出来るというのに、お店の人に横柄な態度をとるなどの行為はやめてください。
お見合い後の振る舞い方(お礼の挨拶など)
お見合い中だけが勝負ではありません。
お見合いが終わり、またお相手と会いたいと思ったならば、必ずお礼の挨拶状などを渡しましょう。
お礼の気持ちは仲介者を介しても良いですね。
例え御縁がなかったとしても関わってくださった仲介者に対してのお礼もしっかりしましょう。
こうして快く思った仲介者は次の縁談話を持ちかけてくれる事もあります。
お見合い後半年以内にするべき事
お見合い後半年以内が結婚に向けて大切な期間です。
特に相手との相性をしっかり見極めてくださいね。
金銭感覚や子育てなどに対する思いなどを中心に話し合うのが理想です。
また、体の相性が合うかどうかも確認すべき大切な点です。
最近はセックスレスが原因となって離婚してしまう夫婦もいるため、結婚したいという意思があるのではれば半年以内を目処に肉体関係を持ってください。
性格がマッチしても体の相性が合わないという展開では、結婚生活も長く続きませんし、子供が欲しい場合なかなか授かれないと言う事になるでしょう。
通常のお見合いならば、結婚するまでに性行為や外泊があっても問題はないです。
ですが、結婚相談所主催のお見合いで結ばれたカップルならば、外泊や性行為を持っただけで成婚とみなされるため、注意が必要になります。
婚活におけるセックスのタイミングはいつ?体の相性の大切さと考え方結婚相談所主催のお見合いに目を向けよう
お見合い結婚に興味があっても、なかなかそうした機会に恵まれないと言う人もいるでしょう。
そのような方は、ぜひ結婚相談所主催のお見合いに目を向けてください。
結婚相談所には、お見合いの仲介者約であるコンシェルジュが在籍しているタイプの「仲人型の結婚相談所」と比較的価格が安く利用できてコンシェルジュが在籍しないタイプの「データマッチング型」があります。
お見合いを希望するならば、前者の「仲人型の結婚相談所」を選びましょう。
結婚相談所で婚活するならどっち?データマッチング型と仲人型の違いについてまとめ
お見合いで結婚できたカップルの殆どが、恋愛結婚の夫婦よりも離婚率が低く幸せになれるなんて驚きますね。
これをきっかけに、すぐにでも結婚したい人はお見合いに挑むべきでしょう。
ですが、こちらの記事で述べたように、最近では、お見合い話を持ちかけてくるような親戚や近所の方も少なくなりました。
そこで、「仲人型の結婚相談所」が提供するお見合いシステムがあると言う事をぜひ知っていてくださいね。
お見合いという出会い方は結婚までの道のりが非常に短いため、すぐにでも結婚を希望する方にはとても効率的な婚活法です。
また、周りからの祝福も受けやすいという最大メリットもありますよ。