大きな会社になるほど、全国転勤が多いものです。
これも、サラリーマンに課せられた出世への登竜門なのですね。
ですが、転勤族の彼と結婚するとなると様々な覚悟が女性には必要になるでしょう。
結婚を考えているならば、パートナーと早めに話し合っておく事が、今後の夫婦生活がスムーズにいきますよ。
では、全国転勤を覚悟しなければならない転勤族はどのような夫婦の取り決めをしておくべきなのでしょうか。
メリットやデメリットを含めて検証していきますね。
また、転勤族の妻として相応しいタイプや、転勤族だからこそ夫が心がけなければならない事をまとめます。
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全国転勤のある仕事とは
日本の企業は、昔から全国転勤を課す事は珍しくありません。
こうした転勤が頻繁にある家庭を“転勤族”なんて呼んでいますよね。
転勤族なんて聞くと、「日本各地を堪能できて羨ましいなぁ」なんて思う人も多いでしょう。
独身時代ならば、転勤も楽しいかもしれませんが、子供の誕生や成長とともに、転勤に対する不安や問題が出てくるのは確かです。
また、全国転勤のある会社は、全国各地に支店があるような大規模の会社がほとんどです。
最近は、グローバル化を目指す日本企業も多いため、全国転勤ではなく、それよりも規模の広い海外勤務なんて事になるケースも珍しくありません。
上場企業のエリート男性と結婚できたとしても、必ずつきまとうのがこうした全国転勤なのですね。
また、国家公務員も全国転勤を課せられるケースは多いです。
公務員男性と結婚したい!公務員の好みのタイプや結婚観、出会う方法転勤の形態
企業によっても転勤の形態に違いがあります。
例えば、東日本地域限定、西日本地域限定など、全国とまでいかない範囲内での転勤で辞令を出しているケースもあるでしょう。
また、3年単位で転勤を課せる場合や、1年〜10年など間隔がバラバラというケースもあります。
もちろん、会社の方針次第では突然の転勤辞令もあるでしょう。
結婚しようとしている相手の転勤形態をしっかり把握して、納得した上で結婚に向けて活動しましょう。
単身赴任先の地域も色々
単身赴任先の多くは、支店などが立地している首都圏をはじめ、大きな都市などの中心地が多いです。
造船、漁業関係の会社であれば港付近、農業のプロジェクトを任されている業務ならば、交通網の不便な田舎地域などに住まいを構える必要がありますね。
業務内容によっても住む地域に違いがあります。
電車などの交通網の少ない地域では、車が必須となるでしょう。
転勤族は年収や手当の詳細
転勤が決まると様々な手当てがつきます。
家族構成にもよりますが、単身赴任手当てや住居手当てなどの名目で給与に反映されることが多いです。
ですが、そうした手当て関連は、決して多額というわけではないため、「その分、貯金ができるか?」といったら貯金ができるくらいの余裕はありません。
こうした転勤に関する手当は、引っ越し費用や単身赴任時の二重生活により、あっという間に費やしてしまう金額です。
ですから、「転勤族と結婚したから高額な手当てがつくのでは?」などと過度な期待をしてはいけませんよね。
結婚のタイミングとは
全国転勤のある転勤族が結婚を考えているならば、タイミングをしっかり考える必要があるでしょう。
ベストなタイミングは、転勤の辞令が降りて一年以内が良いですね。
また、遠距離恋愛中であれば、
- 挙式の日取り
- どこの土地で結婚式を挙げるのか
- 親戚や友人、会社の同僚はどこまで呼ぶのか
などを取り決めておかなければいけませんね。
遠距離恋愛中は挙式の打ち合わせをするのも大変なものです。
転勤族のメリット
転勤族のメリットは、以下にあげるような項目で、たくさんの人との出会いを苦痛に思わない人にはとても向いています
- たくさんの土地を満喫する事ができる
- 様々な土地で交友関係が築ける
- 子供が社交的になる
- 借家生活なので気軽に引っ越しもできる
- 出世が期待できる
転勤族のデメリット
転勤族のデメリットを感じはじめるのは、子供が生まれた時を境にじわじわと感じはじめるでしょう。
- 引っ越し準備が疲れる
- 転勤するたびにその土地に慣れるのが大変
- 近くに頼れる親がいない
- 人間関係が希薄
- 子供の転校が可愛そう
- 子供の進路に迷う
- マイホームをなかなか持つ事ができない
- 自分の仕事が定着しない
転勤族の妻として相応しい人物とは
転勤族の妻は、何といっても人付き合いの良さが問われます。
赴任先の土地柄によって、住人の気性が争ったり、控えめだったりしますから、このように様々な人に対応できる女性が転勤族の妻向きです。
- 社交的である
- 土地に馴染みやすい
- 人見知りしない
- 他人を羨ましがらない
- 貯蓄をしっかりできる
- 将来設計がしっかりできる
- 誰にも頼らず子育てができる
家族で転勤先に移動するケースもありますが、単身赴任などの場合、生活が二重になり生活費もかかります。
そのような時のためにも、お金の管理がしっかりできる女性が好まれますね。
転勤族の夫に対して厳守してほしい事
転勤族だからこそ、今すぐ実現できないのが、マイホーム購入などの決断でしょう。
転勤族と呼ばれる人のほとんどが、マイホーム購入を定年のタイミングで考えています。
その頃は多額のローンが組めなくなる年齢になるため、現金購入を目指すために次のような点を考慮してください。
他にも単身赴任時に起こりやすい家族とのコミュニケーション不足の解消につとめる必要がありますね。
- 極力浪費は控える
- 先々の、マイホーム購入に向けて貯蓄をしっかりしておく
- 単身赴任になっても家族とのコミュニケーションはしっかりとる
- 子供の進路について常に考えておく
このように、転勤族の男女が共通して考えなければならないのが、結婚式を挙げるタイミングや、家計管理(単身赴任になる場合もあるため)、先々の居住地のことや、生まれてくる子供の進路についてです。
転勤族と結婚したい!?結婚すべきか迷っている方へ
転勤族だから大変なイメージはあるけれども、“愛があるから大丈夫!”とは言い切れない部分があります。
実際に、結婚は生活が絡んできますから、綺麗事だけでは上手くいかないと言っても過言ではないでしょう。
次にあげるのは、転勤族と結婚したことによってぶち当たるいくつかの壁です。
頻繁な引っ越しで疲れることも
引っ越しはとてもストレスがかかります。
重い荷物や細かい荷造り、引っ越し業者の手配までもが、妻中心でやることになるでしょう。
しかも、短い間隔で転勤があるならば、その引っ越しも頻繁にあるわけです。
若いうちなら、まだ体力がありますが、年齢を重ねるごとに辛く感じることもあるでしょう。
単身赴任中はシングルマザーのような役目も
転勤族は家族全員で移動する時期もありますが、子供がある程度大きくなると単身赴任というスタイルを取る事がほとんどです。
そうなれば、夫は月に1度帰宅する程度ですから、妻と子供だけの関係がしばらく続きます。
傍目はまるでシングルマザーのようですね。
1番困難に感じるのが、子供が思春期を迎える難しい時期でしょう。
近くに相談相手がいないのを心細く感じる妻は多いです。
子供が淋しがる
家庭の事情で夫が単身赴任になってしまえば子供が淋しがる事は間違いありません。
たくさん遊んで欲しい時期に、パパが不在だと、子供心に寂しいと感じる事が多くなるはずです。
単身赴任中の浮気の心配
家庭の事情から単身赴任をする事もあるでしょう。
単身赴任中の男性は隙だらけですから、綺麗な女性に迫られたら、一夜限りの過ちを犯してもおかしくないのです。
こうした浮気の心配は、単身赴任をしている夫にはつきものです。
転勤族が必ずぶつかる壁を理解できたでしょうか。
これらだけを見てみると、マイナスな点ばかりが転勤族のイメージになってしまいますね。
転勤族と結婚するならば、
- 浮気の心配がない男性
- まめに連絡を取り合って妻のメンタルを支える器のある男性
を選ぶべきでしょう。
ですが、単身赴任中は、たまに帰宅する夫と新鮮な気持ちで会う事ができるので「夫婦仲がより深まる」という夫婦もいます。
また、様々な日本国内を居住しながら体験できるのは、転勤族ならではの特権ですよね。
こうして、全国転勤のある転勤族と結婚するには、上記で述べたように単身赴任時のトラブルを覚悟しなければならないでしょう。
それさえ乗り越える事ができれば、転勤族との結婚も前向きに考えられます。
まとめ
日本の上場企業のほとんどが社員に対して全国転勤を課すでしょう。
そうした男性と結婚するからには、一緒についていく事になる女性は、相当な覚悟や精神力が必要となります。
また、結婚式のタイミングやマイホーム購入への準備など、転勤がない夫婦と比較すると、人生の念密なプラン計画が必要になります。
転勤族として人生を全うしようとすれば、しっかりした女性像が求められるでしょう。
一方で、男性側も単身赴任の時には離れていても家族とのコミュニケーションをしっかりとって定年まで仲の良い家族を維持させる気遣いを持つ事が大切なのです。
転勤族と聞くと、マイナスなイメージを持つ人は少なくありません。
ですが、たくさんの人や土地に接する事ができるため、豊富な人生経験が得られるでしょう。
結婚する時も、こうした全国転勤や転勤族に生じるメリットデメリットをしっかり考えて納得の上、結婚に踏み切ってくださいね。