婚活をしている人は、結婚相談所のコンサルタントなどから「どのような人が希望ですか?」と聞かれて「普通の人が希望です」と言う人が多いようです。
そして、「普通の人と結婚したいだけなのになかなか相手が見つからない」なんていう声がよく聞かれます。
婚活においては、普通の人と結婚するのはどうやら難しいことのようですね。
ではそもそも「普通の人」ってどんな人で、どうやったら出会えるのでしょう。
婚活で普通の人と出会えないと感じている人はどうすればいいのでしょうか。
この記事では、婚活で普通の人と出会うのが難しい理由をさぐるとともに、普通の人と結婚したい人が心がけたいことや具体的な対策について解説していきます。
普通の人と結婚したいと考えているけれども婚活がはかどらずどうすればよいのかわからない、普通の人をどうやって見つければいいのかわからない、など普通の人との結婚に興味のある方は是非一度ご覧ください。
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婚活で「普通の人」を望む人が多い理由
なぜ普通の人と結婚したい、という人が男女とも多いのでしょう。
日本人は協調性を重視する国民であり、周りと違う意見や考えになることを望まない、普通でいたいという人が多いことはご存知かと思います。
そのような特性に加えて、以下のような理由も重なって普通の人との結婚を望む人が多いのではないかと考えられます。
自分に自信がない
婚活をスタートさせた頃は高い理想を掲げていたのに、思うような結果がでないために「普通の人希望」と表面上は言っている場合があります。
本当は美人で家事が完璧にこなせる女性やハイスペックな男性との結婚を望んでいるけれども、それは難しいという現実に気づいてしまった人たちがうちだした苦肉の策ともいえるでしょう。
けれどもこれは実は逆効果なのです。
自分のなかではレベルを落としているつもりでしょうが、実際は普通の人は高嶺の花状態であり、さらに自分自身を追い込んでしまう結果になりかねません。
高望みと言われたくないから、普通の人希望と答えている
婚活していて普通の人希望と言う人は、「普通の人なら自分に寄ってきてくれるだろう…」と心のどこかで思っているのでしょう。
自分は普通だから、相手にも普通を求めるのが妥当だと考えているということも考えられます。
いずれにせよ、普通の人を希望していれば自然に出会えて、婚活がスムーズに進むだろうと考えてのことですね。
ですが、それは残念ながら勘違いであり、実際には普通の人こそ競争率が高いため、婚活においては上位ランクの人だと言えるでしょう。
婚活で高望み女性!勘違いして結婚が遠のく前に相手の条件を見直そう婚活で「普通の人がいない」理由
婚活において多くの人が望む「普通の人との結婚」ですが、それがなかなかかなわないのにも理由があります。
普通の人はすでに結婚している
最大の理由は、いわゆる「普通の人」はすでに結婚しているということ。
普通の人は、恋愛においてもともと需要が高いため、婚活という場にでてくることなく結婚していきます。
その結果、普通の人が婚活することが少ないため婚活で普通の人にはほとんど出会えず、「高望み」になってしまっているのです。
婚活者の多くは、この事実に気づかずにいることが多いのですね。
婚活をしている普通の人が少ないうえに、婚活者のほとんどが普通の人を希望してしまえば、普通の人の競争率が圧倒的に高くなってしまいます。
このように普通の人と出会うこと自体が相当難しくなってしまうため、「普通の人がいない」と感じてしまうのでしょう。
「普通の人」の定義が曖昧
また、自分にとっての「普通の人」の定義が曖昧なため、本当はどんな人を望んでいるのかを自分でもよくわかっていない、というのも理由の一つと考えられます。
育ってきた環境や考え方の違いを考慮すれば、人それぞれ「普通」の概念は違っているのが当たり前。
万人に共通する普通の人なんて存在しません。
にもかかわらず、いつまでも「普通の人」という曖昧な表現にしがみついて、自分の本当の気持ちとしっかり向き合わないままでいると、望む人に出会えない、ひいては結婚できないということになってしまうのです。
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普通の人の条件
では、普通の人って、いったいどんな人を言うのでしょうか?
実は、婚活者自身も普通の人がどのような人かを明確に言うことはできないのです。
例えば、多くの日本人が「普通の人」の範疇だと考える平均的な条件をあげてみます。
- 年収300万円以上
- 身長160センチ前後
- 体重50キロ前後
- 短大卒以上
- 家庭料理が作れる
- 年収500万以上
- 身長170センチ以上
- 体重65キロ程度
- 大卒以上
- 身の周りのことができる
これらを見て、自分の思っている普通の条件とは違うと感じた人も多いことでしょう。
身長150センチで体重が40キロ前後の女性は上記の条件にはあてはまりませんが、身長が160センチ前後の男性にとっては、それぐらいの女性がちょうどいい、すなわち「普通」と考えられるでしょう。
ある人にとっての普通が他の人にとっては普通じゃない、それがあたりまえだということに気づければ、結婚相手に普通の人を望むことの無謀さ、難しさが理解できると思います。
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また、上記のような年収、身長、体重などの条件以外にも相手に求める条件はいろいろありますよね。
ある人は「趣味を一緒に楽しめる人がいい」と思ういっぽうで、ある人はそれぞれの趣味を別々を楽しめる方がいいと考えるかもしれません。
生活の中での仕事の優先度は人によって違うでしょうし、お金に対する考え方や価値観も人それぞれ。
子どもがほしい、持ち家に住みたい、老後は田舎で暮らしたい・・・など、希望は人によりさまざまであり、それらを考えあわせていくと、もはや理想の人を「普通の人」という言葉だけで表現することは無理だということがわかってくるでしょう。
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婚活で普通の人にこだわるのはやめよう!
婚活では、「理想を高くもってもどうせ叶わないから普通の人を探そう!」という気持ちになりがちです。
ですが、そもそも普通の人の定義は人それぞれであり、普通の人という言葉で探している限りお相手は見つからないのです。
いつまでも普通の人にこだわっていると、お相手に出会うことはできません。
「普通の人」ではなく、「自分に合う人」を探せるように考え方自体を変える必要がありでしょう。
自分の希望を明確にする
普通の人にこだわるのはやめて、上述のような子供のこと、家のことなど、結婚について自分が希望することをできるだけ明確にしていきましょう。
結婚後、そんな希望があったなんて知らなかった、聞いていたら結婚しなかったのに・・・などということがないように、希望はできるだけ明確にしておくべきです。
たくさん希望がでてきて収拾がつかなくなってしまっても、とりあえずはかまいません。
「希望はありません。普通であれば」というぐらいなら、何十個になってもいいから自分の希望することをあげて言葉にしていきましょう。
「妥協できる点」「妥協できない点」をあげて希望を明確に!
自分の希望が明確になったら、次に「妥協できる点」「妥協できない点」に分けて整理していきます。
希望する条件に優先度をつけて順に並べていくという方法でもかまいません。
自分にとって大切な条件は何か、譲れるところはどこか、逆に譲れないのはどこかをはっきりさせていくのです。
はじめのうちは「全部譲れない」と思うかもしれませんが、自分自身としっかり向き合って何が自分にとって大切なのかを考えていくうちに、譲れる部分も見つかってくるはずです。
例えば男性に対して、次のような条件を希望している女性がいるとします。
- 年収600万円以上
- 身長175センチ以上
- 大卒以上
- たばこを吸わない
- 相手の両親と同居したくない
これを次のように妥協できる点とできない点に分けてみました。
- 年収は500万円以上
- 大卒以上→専門学校卒以上
- たばこはこれから禁煙するならOK
- 身長175センチ以上
- 相手の両親と同居したくない
このように妥協できることろとできないところを絞って条件を少し変えることで、結婚相談所などで相手を検索するときに対象となるお相手の数は格段にアップします。
これはあくまで一例ですが、男性が女性への希望をあげる場合にも同じことがいえるでしょう。
このように婚活において大切なことは、普通の人を必死になってさがすことではなく、自分の希望する条件を見直して「自分の相手への希望」を明確にすることなのです。
結婚相手に求める条件と妥協した条件のランキングを発表!2022年版まとめ
婚活をしているとついつい相手の理想像を「普通の人」と言ってしまいがちです。
ですが、婚活をするにあたって普通の人という言い方は、とても抽象的で混乱を招く元。
人によっても普通の人の基準は違いますから、婚活の場では「普通の人で良いから出会いたい!」なんて言ってはいけません。
「高望みできないから、仕方ないから普通の人に乗り換える」というような意味で捉えられがちであり、そんなことを言う人との結婚を望む人はいないということを理解しておきましょう。
そして、自分が相手に望む条件をしっかりと見直して妥協点をさぐっていくことが、お相手を見つける近道だということをふまえて婚活に臨んでいけるとよいですね。