自由な働き方ができる契約社員、派遣社員、フリーターという非正規雇用の働き方。
ここ数年、日本ではかなりの人数の非正規雇用の男女が増加しています。
こうした働き方のメリットはなんと言っても、自由な働き方にありますが、その反面、正規雇用の人と比較すると、給与面や福利厚生面の差が出てしまうというデメリットが生じてしまいます。
このデメリットが婚活や結婚に多大なる影響を及ぼす事は懸念されるべき事でしょう。
では、こうしたフリーターや、派遣社員、契約社員のような非正規雇用形態で働いている男女は、婚活や結婚に相当不利な状態なのでしょうか。
この記事では、婚活や結婚に対して不安を抱いている非正規雇用の方のために、ベストな婚活法を提案し、将来の伴侶を射止めていただけるような方法をまとめています。
低年収でも婚活にチャレンジ!諦めない気持ちと強みを最大限にいかそう!非正規雇用の人は婚活や結婚が困難な現状
国内で働く正社員、非正規社員双方に共通するのが、未婚率の高さです。
非正規の未婚率は70%〜80%となっています。
非正規雇用の未婚率は正規雇用の方と比較すると、3倍にもなります。
このような状況を見ると、日本の未婚率を大幅に高くしてしまっているのは、フリーターや契約、派遣などの非正規雇用と呼ばれるような人達だと言えるでしょう。
生涯未婚率の推移を上昇させてしまう原因とは?対策となる婚活方法契約・派遣雇用の男性が結婚しづらい理由
非正規雇用につきまとう、不安定な経済力や雇用期間の不安などのデメリットが結婚を妨げてしまう要因となるのでしょうか。
一家の大黒柱として経済力に欠ける
結婚すれば、男性は一家の大黒柱となり、家計のほとんどを支える事になります。
家計は結婚している限り、ずっと継続するものです。
ですから、経済力に欠ける大黒柱では困るわけですね。
結婚には愛かお金かどっちが大切?女性はお金持ちとの結婚を選ぶべき?収入の不安定さが離婚になり兼ねない
非正規雇用は正規雇用と比較すると、勤めている企業にもよりますが、非正規雇用に対してボーナスが出る事は少なく、年収に換算しても正規社員よりも低くなるでしょう
また、社員の立場ならば、ほとんどの福利厚生が利用できるはずなのに、非正規雇用となると、一部の福利厚生しか利用できなかったり、全く利用できなかったりと不利な状態にあります。
結婚後も住宅手当や家族手当などの福利厚生が利用できないのは痛手ですね。
相手の親からの反対
女性側の両親は、手塩にかけて育てた娘を嫁に出すわけです。
親としては、「娘はしっかりした会社で正社員として働いている男性と結婚して欲しい」と思うでしょう。
フリーターや契約社員などの非正規雇用のような、いつ解雇されてしまうかわからないような男性との結婚を望んではいないのです。
ですから、いくら性格が良くて、ステキな男性だとしても、正規雇用でないという理由だけで、反対されてしまう事は多々あるケースです。
雇用の不安定さ
正規社員であれば、会社が倒産したり、よほどの景気の悪さが影響したりしなければ、解雇の心配はないでしょう。
ですが、こうした会社の経営が思わしくない時に、最初にクビを切られてしまうのが、フリーターや契約などの非正規雇用です。
また、契約社員であれば、毎年更新というスタイルが、主なので、「次の契約はしませんよ」と会社から言われてしまえば、職がなくなってしまうのです。
毎年更新時期になるとこうした解雇の不安があるような働き方は、働いている本人だけでなく、一緒に暮らす家族の不安ともなってしまいます。
社会的な信用性が欠ける(住宅、車のローン審査が厳しい)
今はマイナス金利で住宅ローンや車のローンを組みやすいです。
ですが、こうしたローンを組む時は、年収や勤務先、雇用形態などの厳しい審査があり、それが通過して初めてローンが組めるのです。
そうした事を考えると、雇用形態や年収の安定しない非正規雇用と呼ばれるような人達は、かなりローンを組むのに不利な状況になるでしょう。
ですから、結婚しても夢のマイホームが持てなかったり、車も現金でなければ買えなかったりという不利な状況に陥ります。
退職金が出ない
非正規雇用の場合、退職金が出ません。
正社員が退職時に出る退職金は、高額なまとまったお金なので、老後の資金として貯蓄する人も多いです。
退職金が出ないという事で老後の資金に不安を感じることになるでしょう。
契約・派遣雇用の女性が結婚しづらい理由
契約・派遣雇用やフリーターと呼ばれるような非雇用の女性は、同じ非雇用形態の男性よりは結婚できる確率は高いです。
ですが、正規雇用の女性と非正規雇用の女性を比べた時に、婚活相手やその親に対するイメージが良いのは正規雇用の女性です。
なぜ、非正規雇用の女性は結婚しづらいのでしょうか。
女性の経済力もあった方が良いと考えている男性も多い
男性としては、「男性だの稼ぎで食べさせてあげたい…」という気持ちはあるものの、内心は、「妻となる人にも働いてもらった方が助かる」「妻が正規雇用で働いていたほうが家計に余裕ができて生活も安定しそうだ…」と考えている男性も少なくはありません。
このご時世、どのような経済難が起こるかわかりません。
そうしたリスク回避のためにも共働きを希望する男性は増えています。
共働きでも、ボーナスや福利厚生の安定した正規雇用の女性を望む男性が多いです。
バリキャリ女子は男性に避けられる?キャリアウーマンのベストな婚活方法彼氏の親から信用が得られないかも
フリーターなどと呼ばれるような非正規雇用形態の女性は、信用が得られない場合があります。
たしかに、フリーター男性よりは、結婚しやすい傾向にはあるでしょう。
ですが、厳格な家の男性が婚活相手なら、結婚する相手も正規雇用で働いている女性の方が好印象なのです。
男性からすれば、自立した女性の方が魅力的である
男性からすれば、フリーターとしてその時を凌いでいるような女性よりも、正規雇用でスキルを磨き上げた自立心のある女性が魅力的に見えます。
また、男性が病気などの事情で働けなくなった場合、女性が正規雇用で働いていると、経済面で露頭に迷う事はないはずです。
フリーター男女が婚活する前に行う最善策は正社員への就職活動!
フリーターのように不安定な非正規雇用として働いている男女は正規雇用の男女よりも、婚活が不利になる理由は理解できましたね。
という事は、非正規雇用の人は婚活を諦めて未婚を押し通した方が良いのでしょうか。
いえ、そういう事ではありません。
非正規雇用の方でも婚活はできるのですが、その前に、就職活動をして非正規雇用から正規雇用になれるようにすることが大切です。
正社員になるように就活をはじめよう
今、非正規雇用で婚活に不利な状況だと自覚している人は、婚活をスムーズに進行させるためにも、就活をスタートさせましょう。
就活は、なるべく早めに行わなければ、就職先がみつからず、正規雇用の道は遠のいてしまいます。
非正規でも活動できる有資格をとる
「就活はスタートしたものの…なかなか正規雇用にはつながらない」という人は、非正規雇用でも正社員と同じような活動ができる有資格を獲得しましょう。
たとえば、介護関連の資格などもこれからどんどん需要があります。
また、難関ではありますが、宅地建物取引士の資格を有していると、就職も困らないでしょう。
そうした資格を獲得し、正社員へのルートを築きあげていくのが望ましいです。
婚活相手への高望みはやめよう
婚活をスタートしたら、必ず婚活相手への条件を提示する事になります。
その時に、間違っても相手の条件に高学歴、スタイルが良い人、美人(美男子)などの高望みをしてはいけません。
まずは、自分の立場をわきまえてください。
自分の職歴のプロフィール欄に、派遣やフリーターなどと記載すれば、書類審査の段階で跳ねられてしまう事は覚悟しなければならないのです。
そのような点からも、自分は非正規雇用の身だと言う事を念頭において、高望みはできないと言う事を確信しましょう。
もし、高望みしたければ、正規雇用として転職し、安定した収入を得るようになってからです。
婚活で高望み女性!勘違いして結婚が遠のく前に相手の条件を見直そう婚活に焦りを感じている適齢期世代を狙う(アラサー、アラフォー女性をターゲット)
もし、男性が非正規雇用のまま婚活を行う場合、婚活相手のターゲット女性をアラサーやアラフォー女性にしましょう。
この年代の女性の中には、結婚適齢期で焦りを感じているため、男性が非正規雇用だとしても、「私も働くから非正規雇用でも大丈夫!」と言ってくれる女性や、「結婚はしたいけど、今の仕事を捨てたくないから、私はこのまま仕事をして稼ぐから、男性には家を守ってほしい!」などと言う女性もいるのです。
アラサー、アラフォー女性には、キャリアウーマンと呼ばれるような経済力のある女性もいるため、「非正規雇用男性との結婚も問題なし」と考えている場合もあります。
アラサーの男女が婚活で成功する方法!現実は厳しいので高望みはNG!女性には家庭に入って欲しいという男性を狙う(ハイステータス男性をターゲット)
女性が非正規雇用のまま婚活に挑む場合、高収入の医師や弁護士、会計士などのハイステータスな男性をターゲットに活動すると良いでしょう。
医師や弁護士などは仕事が忙しく、「妻には家庭を守っていて欲しい」と望んでいる人が多いです。
ですから、相手にはすぐにでも専業主婦をやって欲しいと願う人も少なくありません。
こうした人が婚活相手ならば、女性が非正規雇用の立場だとしてもあまり問題視しないでしょう。
そのような雇用形態よりも、立派な専業主婦になるための料理をはじめとした花嫁修行を一生懸命しているというアピールの方が重要視されて好印象を与えます。
専業主婦になりたい人向けの婚活方法!夫になる人の年収はいくら必要?非正規雇用におすすめの婚活方法
いよいよ本格的に婚活にチャレンジしようとする方に、おすすめの婚活方法をご紹介します。
非正規雇用だった時に得た、豊富な経験を十分にアピールすることがポイントです。
結婚相談所
結婚相談所は、基本的に正規雇用の人でなければ登録できません。
ですから、頑張って就活し、非正規雇用から正規雇用になった人にとって、結婚相談所を利用する事はベストな選択でしょう。
また、結婚相談所に在中している婚活アドバイザーの存在は非常に大きく、非正規雇用だった時に得た苦労や知識を婚活の場に活かせるようにナビしてくれるのです。
ゼクシィ縁結びエージェント
▼ ゼクシィ縁結びエージェントの口コミや詳細
ゼクシィ縁結びエージェントの評判は?結婚相談所の口コミ体験談を調査
ゼクシィ縁結びエージェントは、リーズナブルな価格を提供し、高額な結婚相談所のイメージが全くありません。
「非正規雇用から正規雇用になったばかりで、婚活にかける費用を捻出できない…」という方でも心配なく登録できるでしょう。
料金プラン
シンプルプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|---|
入会金 | 30,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
月会費 | 9,000円 | 16,000円 | 23,000円 |
初年度活動費用 | 138,000円 | 222,000円 | 306,000円 |
口コミ
29歳/中小企業勤務
担当のコンシェルジュからは、フリーター時代に得た知識や経験を婚活相手にアピールして下さいと言われました。
その時の経験も無駄ではなかったと改めて確信しました。
こちらで、紹介していただいた同年代の女性とゴールイン間近です。
34歳/警備会社勤務
その時に、契約社員やフリーターなどの非雇用形態であると、結婚相談所の登録は難しいときっぱり断られました。
その後、諦めずに、社員登録制度を利用して社員となり、再度こちらの結婚相談所にお世話になる事ができました。
おかげさまでステキな女性と結婚する事が決まりましたし、正社員になる事を進めてもらえたので一石二鳥の気分です。
婚活パーティー
正規雇用の会社への転職活動を前提にして、非正規雇用のまま婚活パーティーに参加する事も可能でしょう。
その場合、非正規雇用の男性は、結婚適齢期を過ぎて焦りを感じているアラサー、アラフォー女性をターゲットにした婚活パーティーに参加するのがオススメです。
一方で、非正規雇用の女性は、すぐにでも家庭に入ってほしいと願うハイステータス男性が集まるパーティーに率先して参加しましょう。
街コンジャパン
▼ 街コンジャパンの口コミはこちら
街コンジャパンなら出会い方が選べる!評判や感想を口コミでチェック!
たくさんの種類の婚活パーティーを企画する街コンジャパン。
非正規雇用の男性でも、温かく迎えてくれるキャリアウーマンの年上女性が参加するパーティーがあります。
また、フリーター女性のように、すぐに家庭に入ってくれそうな女性を求めているハイステータス男性をターゲットにしたパーティーも開催されていますよ。
パーティー例
年上彼女・年下彼氏&1人参加大歓のパーティーです。
冬食材ビュッフェも満喫できる内容です。
口コミ
27歳/派遣社員
派遣社員の私を受け入れてくれるかと不安で参加しましたが、逆にすぐに仕事を辞めて家庭に入ってくれる女性を探していた!と言われて嬉しくなりました。
その方とは、今も順調に交際しています。
32歳/契約社員
彼女は結婚はしたいけれども、長年積み上げた仕事でのキャリアを捨てたくないと悩んでいました。
僕も、契約社員の身で肩身が狭かったですが、彼女はその方が都合が良い!と喜んでくれました。
意外な展開でしたが、世の中、考え方は色々なのですね。
彼女はそう言ってくれたけど、人生何が起こるかわからないので、正社員になれるようにスキルは身につけようと思います。
婚活サイト
婚活サイトは沢山の人との出会いを効率良く仲介してくれる画期的な婚活法です。
会員の中には、フリーターや派遣などの非正規雇用で働く男女も登録しているでしょう。
プロフィール欄の職業欄には、正直にフリーターや派遣と記載しても良いですが、必ず、正社員目指して就活中であるという事もアピールしましょう。
ペアーズ
▼ ペアーズの口コミや詳細はこちら
ペアーズ(pairs)は婚活におすすめのアプリ?口コミ評判や特徴を解説
沢山の会員数を誇るペアーズ。
その会員の中には、正社員顔負けの技術を持つ派遣社員やフリーターもたくさんいますよ。また、「契約社員だけれども、先々は社員を目指してスキルを磨いている!」という方もたくさん属しています。ペアーズは様々なコミュニティの中から、やる気に満ち溢れた異性を探す事ができます。
お相手の雇用形態も気になるところですが、サイトを介して人間性もマッチした人を見つけましょう。
料金プラン
プラン | クレジットカード決済金額 |
---|---|
1ヶ月プラン | 3,480円 |
3ヶ月プラン | 2,280円(一括6,840円) |
6ヶ月プラン | 1,780円(一括10,680円) |
12か月プラン | 1,280円(一括15,360円) |
口コミ
26歳/フリーター
そのプロフィール欄を見てくれた経営者の男性とお付き合いしています。
彼の仕事は忙しいので、結婚したらすぐにでもフリーターをやめて主婦業に邁進して欲しいと言われています。
フリーターを引け目に感じていましたが、それよりも家事手伝いを頑張っているという点を評価してくれた彼に感謝です。
29歳/派遣社員
ですが、たくさん資格を取っている事をプロフィール欄に載せたら、何人かの年上女性から「いいね」をもらいました。
その内の1人はバリバリのキャリアウーマンで、「結婚しても仕事は続けたいから、できれば今の派遣社員のままで主夫になって欲しい」とは言われています。
27歳/フリーター
それでも、「いいね」をくれた女性がいたので、こちらも一生懸命にアピールしました。
今はフリーターだけれども、就活もしているから、将来は絶対に妻になった人に苦労をかけない!と断言していたのです。
彼女は、その言葉を信じてくれていて、僕の就職が決まったら、結婚すると約束しています。
まとめ
フリーターや契約、派遣などの非正規雇用として働く男女。
そのシェアは拡大しています。
型にはまらない自由な働き方を目指す人にはとても適した雇用形態ですが、婚活や結婚となるとかなり不利な状況になってしまうでしょう。
ですが、非正規雇用だからといって婚活を諦める必要はありません。
この記事でも述べたように、少々、遠回りにはなりますが、非正規雇用から正規雇用に向けて、転職したり社員登録制度を利用したりして正社員の座をゲットしましょう。
それから、本格的な婚活法にチャレンジするという流れをお勧めしますよ。
非正規雇用だからと諦めてはいけません。
遠回りしてでも、必ずステキなパートナーは現れます。